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建設土木業 年商90億円

従業員数110名

​経営診断によって抽出された課題

同社は収益性が低く、毎年、営業利益が4,500万円(対売上高高比率0.5%)を越えることがなかった。

経営診断により同社を詳しく調べると、次のような課題がある事が明らかになった。

・営業力があって、売上はつくれるが、工事の工程管理や予算管理が甘く、十分な利益が計上できなかった。

・年商60億円という規模をもちながら、購買や下請けの専任担当者が不在で、工事現場担当者が主にその管理を行っていた、そのため、購買のコストダウンや下請け業者の教育が不十分であった。

実施した具体策

  • 購買の新規取引先開拓、相見積もりの徹底、建材情報の収集などによるコストダウンを推進した。

  • 下請け業者の勉強会を実施し、下請けの工程管理を徹底した。その結果として工事の品質向上とコストダウンを実現した。

  • 工程別納期の設定と納期遵守の徹底を進め、短納期化を実現した。

  • 工事一件一件の黒字原因と赤字原因を明確化し、その情報を共有した。

  • 部門別の予算実績管理を徹底して、社員一人一人の計数能力を向上し、会社の現状を客観的に把握してもらった。

実施後の効果

実施1年後に営業利益が1億円、2年後には1億4千万円、3年後には1億8千万円となり、年々業績が向上しました。その間売上も60億円から90億円にまで向上しました。

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